これから迎える大雨のシーズンを前に、いずみの苑では、5月27日に区内特養のケアタウン成増と合同で、浸水被害を想定した特養利用者の避難（移送）訓練を実施しました。

板橋区洪水ハザードマップで浸水想定区域内にあるいずみの苑では、浸水対策としてこれまで施設内の垂直避難で対応するとしてきましたが、浸水継続期間は最長で２週間にも及ぶとされており、利用者の命を守るより安全な対策が必要という課題意識から、今回の移送訓練の実施となりました。

浸水を想定した外部施設との合同訓練は、いずみの苑としては初めての取り組みとなりました。

訓練は、令和３年に策定された「板橋区社会福祉法人施設等連絡会災害時等における会員相互協力要項」に則り、いずみの苑からご利用者２名を、車でケアタウン成増に移送するという形で実施しました。

コロナ禍での健康リスクを避けるため、今回は比較的自立度の高いご利用者を移送することとなりましたが、実地訓練により、移送手順や所要時間、介護情報の受渡しなどについて検証をすることができました。

今後も実際の浸水被害を想定したうえで、移送者の規模や選出方法、また、いずみの苑における垂直避難後の生活環境の維持方策などについて、さらに検討を重ね、いざというときに備えていきたいと考えています。

情報申送り（いずみの苑）　　　　　　　　　　　　避難先施設到着（ケアタウン成増）

 

訓練関係者集合写真

 

2022年6月3日 更新